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Vol.40 『スター・ウォーズ』

「スター・ウォーズ」トリロジー リミテッド・エディション 30周年記念特製缶BOX観賞映画振り返りコラム11回目は1978年公開の『スター・ウォーズ』。いまは有楽町マリオンになっている旧日劇で観ました。70mmの映画を観るのは初めてでしたがものすごい迫力でした。いまや70mmが上映されることはなくなってしまったのがとても残念です。
この『スター・ウォーズ』、いまでこそ「エピソードIV 新たなる希望」などというサブタイトルがついてますが、公開当初はそのようなサブタイトルはありませんでした。続編の製作が決まった段階で「実はあれは4本目で……」という話が急に出てきたわけですが、続きを作るのはともかく、その前の話があるという映画はあまりなかった。主人公たちの若い頃を描いた『新・明日に向かって撃て!』とか、続きと過去を織り交ぜた『ゴッドファーザー PartII』はありましたが、3本も前日談があるとは……。まあエピソードI~IIIまではかなり待たされることになるわけですが。


70mmで観たというのももちろんあるのですが、オープニングのスター・デストロイヤー(宇宙戦艦)の登場シーンから思わずのけぞるような映像の迫力にびっくり。これまでのSF映画といえばピカピカの宇宙船やあきらかにピアノ線でつるしている飛行機といった映像が多く、これだけの大きさの、しかもリアリティあふれるメカが次から次へ登場したのには本当に驚きました。
今でこそSFX、VFXなどのポストプロダクションはごく普通に使われていますが、実写映画の中でリアリティのある特殊撮影映像が組み込まれるようになったのは『スター・ウォーズ』以降と言ってもいいんじゃないかと思います。逆に言うと、『スター・ウォーズ』による映像の進化がその後の映画全体を進化させていったとも言えます。
ただ、映像は驚いたし、登場するメカにもワクワクしましたが、個人的にはそれ以上の評価ができる作品ではありませんでした。ストーリーは典型的なヒーロー冒険物語で単純だし、アクションはトロいし……ダースベイダーとオビワンが戦うシーンはひどかった。テレビ時代劇の殺陣のほうがよほどスピーディで見応えのあるカメラワークです。
この映画でいちばん気に入っているシーンはデス・スターの攻防戦でしょうか。Xウィングをはじめとする戦闘機がデス・スターの側溝(?)の中に突入する戦闘シーン。ここのスピード感はすごかったし、戦闘機の動きもすごかった。これはいままでの映画になかったですし、ピアノ線に頼った撮影では実現できない動きだったので素直に感動しました。
ただ、デス・スターを破壊するために中心部まで他に触れることなく爆弾を直撃しなければいけないっていう設定は納得できなかった。中心部まで届けばいいのでは?と。他に触れたら爆発してしまう爆弾ってどれだけ振動に弱いのかと?(^_^;)
と、いろいろ書きましたが、この『スター・ウォーズ』が映画界にもたらした影響は計り知れないですし、『スター・ウォーズ』がなければSFX、VFXがこれだけ市民権を得ることもなかったでしょう。そういう点では、『スター・ウォーズ』とその続編の公開をリアルタイムに体験できたのはとても幸せだったと思います。
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