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Vol.37 『007/私を愛したスパイ』

007/私を愛したスパイ観賞映画振り返りコラム9回目は『007/私を愛したスパイ』。007シリーズはこの10作目からようやくスクリーンで観ることも出てきました。映画館は江東リッツ。そのせいか、私の中のジェームズ・ボンドはショーン・コネリーよりもロジャー・ムーアのほうが印象が強いです。
10作目の記念作品ということもあり、公開前からかなりの話題になっていましたが、私がこの作品を映画館で観ようと思ったのはここに貼ってあるパンフレットの表紙イラストです。このイラストは海外版ポスターの流用なんですが、描いているのはボブ・ピークというイラストレーター。『マイ・フェア・レディ』などもそうですが、数々の映画ポスターを手がけた方です。この方のイラストを観て、後々イラストやデザインの世界に進むことになったと言っても過言ではありません。


この後もたびたびこの方の話は出てくると思いますが、いまでこそ写真のコラージュによるポスターが多くなりましたが、昔はこうしたイラストのポスターが多かった。そのポスターを見て、この映画観たい!と思うことは多々ありました。まあ、『007/私を愛したスパイ』の日本語版ポスターは写真のコラージュでしたが……。
さてこの作品、007らしい秘密道具が満載で、観ていてわくわくするようなアイテムがたくさん出てきました。中でも有名なのは潜水能力を持つロータスエスプリじゃないでしょうか。タイヤが格納されて水中を航行する車。こんなのが実際にあったら欲しいですよね。またエスプリのデザインがいかにも水中も進めそうなのがいい。
ボンドガールのバーバラ・バック(リンゴ・スターの奥さん)もきれいでしたし、敵役もシリーズ最強ともいうべきジョーズの登場で、ハラハラ感満点でした。ヒーローがいるところ好敵手あり。敵が強ければ強いほど盛り上がりますよね。
米ソを核戦争に導く陰謀をはりめぐらせるストロンバーグが真の敵なんですが、これを演じていたのがクルト・ユルゲンス。父が戦争映画が好きだったのでテレビでよく観ていましたが、ドイツ人将校などをよく演じてましたね。この作品でも貫禄ある悪役を演じていました。
いまのようにワイヤーアクションやCGがなかった時代なので、現在の映画よりはハデさはありませんが、生の迫力が伝わるアクションシーンも見どころ十分。エジプトをはじめとする世界中でのロケもあり、007らしさ、アクション、美女……すべてのテイストにおいて007を代表する作品だったと思います。


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