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Vol.19 『レッドクリフ Part I』

ジョン・ウー監督悲願の映画『レッドクリフ Part I』を完成披露試写で観賞。製作費100億円ともいわれるこの超大作は『三国志』の中でもっとも激戦となった赤壁の戦いにスポットを当てた映画。製作発表からかなりの時間が経ち、いつ完成するのだろう?と思っていましたが、ようやく11月に公開になります。
当初、渡辺謙さんが曹操、チョウ・ユンファが劉備、トニー・レオンが諸葛亮孔明、さらに周瑜にはアンディ・ラウが候補に挙がるなどと様々な報道がありましたが、いつの間にか渡辺さんの名前は消え、チョウ・ユンファが周瑜、トニー・レオンが孔明となったかと思ったらトニー・レオンが降板を発表。代わりに金城武さんが諸葛亮孔明を演じることに……と安心していたら今度はチョウ・ユンファが降板。代わりにトニー・レオンが返り咲き周瑜役に……と、紆余曲折の繰り返し。
結果的には、そのおかげでいい配役になったんじゃないかなと思います。チョウ・ユンファは劉備や周瑜というイメージはないですよねぇ。赤壁の頃にはもういませんが、董卓なんかはまるかと(^_^;)
配役はともかくとして、この映画、ひと言で言うとすばらしい映画です。


もう、ジョン・ウー監督がやりたかったというだけあるなぁと。もうジョン・ウー節炸裂!という感じ。そこらじゅうで風が吹きまくって、旗はなびくわ、衣装は翻るわ、やりたい放題の映像でしたねぇ。
またその表現が合戦などのモブシーンにとてもマッチしていて迫力満点。あれだけの軍勢の戦いを演出するのは並大抵ではありませんね。そもそも三国志はとても長い時間の物語であり、登場する英雄の数も半端じゃない。その一部分だけを抜き出したときにはたしてわかるのだろうか? あるいは英雄達を描ききれるのだろうか?というふうに思っていたのですが、まったくの杞憂でした。
超雲や孔明といったキャラの見せ場もきちっと作りながら、三国志の英雄一人一人の個性を見事に引き出しており、小喬や孫尚香といった女性キャラもきちんと話にからんでくる。それぞれのエピソードをうまくつなぎながらも、戦いに向けた道筋を外さないあたりがよくできていました。
それでいて迫力あるカメラワークによる戦闘シーン、かなり訓練された軍隊による集団決戦の再現、その中で一騎当千の働きをする関羽や張飛……これまで数々の三国志の映像がありますが、この作品はその中でもっともすごい映画の一つになっていると思います。
上映時間としては長い映画でしたが、おもしろくてぐいぐい引きつけられて、あっという間に終わってしまったというのが素直な感想ですね。エンドロールの後、場内は拍手喝采でした!
試写会場がCCレモンホールで、映画を観るための造りではなく、前の人の頭で非常に見づらかったので、劇場公開されたらもう一度観に行こうかと考えています。
『レッドクリフ Part I』11月1日から日劇1ほか全国ロードショーです。


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