MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

国産スポーツカー開発者5人と土屋圭市が語る! レジェンドトークショー

『新劇場版「頭文字D」Legend1 -覚醒-』公開記念 86“超”夏祭り in Daiba at MEGA WEB
国産スポーツカー開発者5人と土屋圭市が語る! レジェンドトークショー
新劇場版『頭文字D』公開を記念し、夏休みイベントとして8月11日(月)から17日(日)までの期間、『新劇場版「頭文字D」Legend1 -覚醒-』公開記念 86“超”夏祭り in Daiba at MEGA WEBを開催し、8月14日に国産スポーツカーの開発者である5人のレジェンドと元レーシングドライバーでテレビ版「頭文字D」の技術監修も務めた土屋圭市によるレジェンドトークショーが行われました。

新劇場版 頭文字D


国産スポーツカー開発者の5人と土屋圭市が語る! レジェンドトークショー
日程:8月14日(木)15:00~16:00
場所:メガウェブ ステージ1階
登壇者: 多田哲哉(トヨタ86開発責任者)、貴島孝雄(マツダRX-7開発者)、渡邉衡三(日産スカイラインGTR開発責任者)、上原繁(ホンダNSX開発責任者)、森宏志(スバル インプレッサ開発プロジェクトゼネラルマネージャー)、土屋圭市(元レーシングドライバー、テレビ版「頭文字D」の技術監修)
●『頭文字D』がなかったら、TOYOTA86は生まれていなかった?
単行本全48巻の累計部数は4860 万部を誇り、TV&映画のアニメ化や実写映画化もされるなど、今なお日本中の若者達を熱狂させ続けるクルマ&青春コミックの金字塔『頭文字D』が、新3部作としてスクリーンに帰ってきた。
その第1部が8月23日(土)から全国で公開されます。その公開を記念し、夏休みイベントとして8月11日(月)から17日(日)までの期間、『新劇場版「頭文字D」Legend1 -覚醒-』公開記念 86“超”夏祭り in Daiba at MEGA WEBが開催され、国産スポーツカーを開発してきた5人のレジェンドと土屋圭市による車メーカーの垣根を超えたトークショーが行われました。
伝説の国産スポーツカーの開発を手がけた多田哲哉、貴島孝雄、渡邉衡三、上原繁、森宏志の5人のレジェンドと元レースドライバーでテレビ版『頭文字D』の技術監修を努めた土屋圭市によるメーカーの垣根を越えたトークショーとあって、車ファンや『頭文字D』ファンが300人以上も駆けつけ、ステージを囲みましだ。
登壇すると、大きな拍手が起こり、「おぉ~っ」と低い歓声が上がった。「頭文字Dにも出てくるAE86についてどう思うか」について聞かれると渡邉は即座に「土屋さんの練習車」と答え土屋は「プロ入りした時に使っていたのが86で思い入れが深い」と答えました。
貴島、渡邉は「名前は聞いたことがある」と冗談を交え、他社製品と比べないという開発者のまっすぐな姿勢がうかがえた。森は「地元の群馬では当時AE86に乗っている人が多くいた。開発者として作っているものはまったく違うが、エンジンの性能に憧れていた。」と述べました。
TOYOTA86の開発者である多田は「AE86は買って乗っていた。そのおかげで今の86がある。ハードウェアの性能よりも、ユーザーやチューナーのおかげで進化し、いまだに愛されている車。」と答えました。「TOYOTA86を開発するうえで貴島さんに相談したんですよね。」と聞かれると貴島は「プランが通らないと相談されたが、ロードスターのような収益性のある車が大事で機能性だけでなく収益性を示すことが大事。」と答え、多田は「スポーツカーは儲かるものではないと思っていたが、そんな考えでは甘いと言われた。また最も大変だったのはAE86と比べられることで、AE86がなぜこんなに愛されているのかを考え、便利で役に立つ車ではないが趣味としての車を目指した。」と開発秘話を聞かせてくれました。

新劇場版 頭文字D

会場からの「頭文字Dを見て、影響を受けたことはありますか?」という問いに対しては、土屋は「このおじさんたちが見てるわけないでしょ~」と笑いをとった。貴島は「マツダはコーナリングを速く走ることを重視していたので峠のコーナーを走るところは影響
を受けている。ドリフトは遅いけどね。」と言い、土屋は「確かにドリフトは遅い。」と答えると場内に笑いが溢れました。
多田は「頭文字DがなければTOYOTA86は生まれなかった。スポーツカーは普通速さを要求されるが86にはそれ以外の下りでの速さなど86だからこその、いろんな魅力がありプランが通った。」と86の魅力について語った。会場からの質問は途切れることなく続きました。
最後の質問で「スポーツカーの未来」について聞かれると引退している渡邊からは「作り続け、モデルを絶やさないで欲しい。パソコンが発達し、シミュレーションでテストを行えるようになっているが、今まで自分がしてきたように基本に忠実に人が乗って、汗をかいて車作りをして欲しい」と答えました。それに対し、現役エンジニアの森と多田は「しっかりとした車作りをこれからも続けていく」と伝統を引き継ぎました。

配給:松竹
新劇場版『頭文字D Legend1-覚醒-』
8月23日(土)より全国ロードショー
©2014新劇場版「頭文字D」製作委員会
→『頭文字D』の記事を探す
→アニメニュースはこちら